20年モノと新型呼吸器
洗濯機が来た。
洗濯するごとにバイブレーションも酷く、ガガガッッゴッゲッとまるでおじさんが痰を絡ませたかのような音を出す我が家の20年モノの洗濯機もついにガタが来た為ようやく新調したのだ。
私が朝起きてから寝室のドアを開けようとすると積み重なった荷物でドアが封鎖されていた午前11時、何とか僅かな隙間から手を出して荷物を退けて寝室から出ると汗だくになって必死に部屋を片付ける母がいた。
まあまあととりあえず朝にお茶を飲んで快活に笑顔でチアを踊る土屋太鳳のドラマを観ながら呑気に観ていると、母のAndroidに業者から電話が来て13時には着くという。
あと10分。
土屋太鳳を観てる場合ではないとテレビを消し、私も家を片付け始めた。
「〇〇ちゃんの家って行ったことないな〜」
「どこにあるの?」
と言われ続けた小中高、全てを
「うちの家、玄関とお風呂合わせて一畳しかないから」
というとんでもない嘘で切り抜けた私としては、我が家に人を呼ぶことは(たとえ業者だとしても)一大イベントである。
母とせっせこ片付けて業者を呼び、何とか洗濯機を新型に変えることができた。達成感。すごい。ほとんど業者がやってくれたけど。一夏超えた感すごい。
新型は静かすぎて旧型に慣れている我が家としては本当に動いているか心配だったが、もみくちゃに回されるTシャツを俯瞰できる透明の蓋のお陰で安心した。
旧型はパステルグリーンの折り畳み蓋だった。
何だかんだ20年モノだけあった旧型にはたくさんの思い出もある。
体操服ズボンにポケットティッシュを入れていたため散乱(めっちゃ怒られた)。
小学生の時に
という広末涼子が洗濯機に入ってタイムトラベルをする映画を見て憧れて私も入ってみたものの、時空は超えられないのはしかり、我が家の洗濯機はドラム式でもなく、抜け出せなくなり大号泣(これもめっちゃしっかり怒られた)。
今後この呼吸器の様な音を出す新型と連れ添って行くが、こいつとも思い出が作れたらいいなと思う。
日本の家電技術はすげぇ。
カルテット8話 【ネタバレ・感想】
8話のテーマは「入れ替わり」である。
冒頭の別府くんの台詞
そういえば、僕もおもしろい夢見ました。
ある日突然4人の体が入れ替わっちゃうんですよ。
これだけ聞くとどこの「君の名は。」だと思ってしまうが、8話ではこの台詞に導かれていくように入れ替わりが行われていく。
家森が提案した五文字しりとりは最後の文字と最初の文字が入れ替わりになっていくものだし、まきさんと別府くんはノクターンにいつもは演奏者側で出演しているが、今回は客席に。すずめちゃんにとっての思い出のナポリタンは蕎麦に変わり、蕎麦を啜るメンバーも入れ替わっていく。神社で引いた別府くんの凶のおみくじをすずめちゃんは自分の大吉のおみくじに変えるし、すずめちゃんが食べるはずだった鉄板焼きは家森のたこ焼きに変わり、まきさんは「巻まき」でも「早乙女まき」でもない「誰でもない女」だったことが判明する。
→今回判明したまきさんの「誰でもない女」の伏線は、7話での旦那とまきさんが話す場面にあったところが1つ。
いいよ、こんな人間の人生なんていらないもん
もう1つは、家森が10万手軽に稼げるバイトを見つけたと意気揚々としてる場面。
戸籍売りません!
これらの「入れ替わり」がたった1話分に張り巡らされているのだ。カルテット。ヤバい気しかしない。
すずめちゃんと家森の果てしなく切ない悲恋劇を散々やって視聴者をキュンキュンさせておいてから、残り3分程でまきさんの衝撃の事実。
視聴者はもう鳥肌である。
WOWOWなの…………???????????????
有料放送じゃないのは何故…………………??????????
ところで、カルテットには転ぶシーンが多い。
別府くん、家森、すずめちゃんの3人はバンにお絵描きしてるとき、カーリングのとき、ワカサギ釣りの帰りの氷上で転んでいる。
やたらと転ぶので、伏線なのだろうか?
どのシーンも、まきさんだけが転んでいない。まきさんの手のひらで踊らされているメタファー?
謎は深まる。9話が楽しみだ、みぞみぞする!