カルテット8話 【ネタバレ・感想】
8話のテーマは「入れ替わり」である。
冒頭の別府くんの台詞
そういえば、僕もおもしろい夢見ました。
ある日突然4人の体が入れ替わっちゃうんですよ。
これだけ聞くとどこの「君の名は。」だと思ってしまうが、8話ではこの台詞に導かれていくように入れ替わりが行われていく。
家森が提案した五文字しりとりは最後の文字と最初の文字が入れ替わりになっていくものだし、まきさんと別府くんはノクターンにいつもは演奏者側で出演しているが、今回は客席に。すずめちゃんにとっての思い出のナポリタンは蕎麦に変わり、蕎麦を啜るメンバーも入れ替わっていく。神社で引いた別府くんの凶のおみくじをすずめちゃんは自分の大吉のおみくじに変えるし、すずめちゃんが食べるはずだった鉄板焼きは家森のたこ焼きに変わり、まきさんは「巻まき」でも「早乙女まき」でもない「誰でもない女」だったことが判明する。
→今回判明したまきさんの「誰でもない女」の伏線は、7話での旦那とまきさんが話す場面にあったところが1つ。
いいよ、こんな人間の人生なんていらないもん
もう1つは、家森が10万手軽に稼げるバイトを見つけたと意気揚々としてる場面。
戸籍売りません!
これらの「入れ替わり」がたった1話分に張り巡らされているのだ。カルテット。ヤバい気しかしない。
すずめちゃんと家森の果てしなく切ない悲恋劇を散々やって視聴者をキュンキュンさせておいてから、残り3分程でまきさんの衝撃の事実。
視聴者はもう鳥肌である。
WOWOWなの…………???????????????
有料放送じゃないのは何故…………………??????????
ところで、カルテットには転ぶシーンが多い。
別府くん、家森、すずめちゃんの3人はバンにお絵描きしてるとき、カーリングのとき、ワカサギ釣りの帰りの氷上で転んでいる。
やたらと転ぶので、伏線なのだろうか?
どのシーンも、まきさんだけが転んでいない。まきさんの手のひらで踊らされているメタファー?
謎は深まる。9話が楽しみだ、みぞみぞする!